所沢市のホームページについての考察 まとめ

情報量が少ない

市役所各部署が積極的に情報を公開するという意思が感じられない。例えば、子供ができたとして、その手続きや補助金、手当ての情報などが載っていない。せめて出産に備えて、何が必要かとかどのような補助制度があり、どこで申請すればいいのかといった基本的な情報はわかりやすく載せるべき。現在稼動中のホームページのシステムは、それぞれの部署にHTMLがわかる人がいなくてもページを作成できるようにと導入されたはずだが、現実はまったくうまくいっておらず宝の持ち腐れ、猫に小判である。

選挙の際も選挙管理委員会に、ホームページにもっと情報(例えば選挙公報など)を載せたらどうかと聞いてみたが、ホームページを作れる人がいないから無理というのが答えだった。投票率を上げるために、情報を公開するのは最も大切なことだと思うが。これも選挙の話だが、選挙費用なども選挙管理委員会に行けば見ることができる資料なのだから、インターネット上で公開してもなんら問題はないはず。それなのにこの資料は、いつから公開されるかと言うことさえも、市役所や出張所の掲示板にしか載せないというアナログぶり。公開されたら連絡がほしいと頼んでも断られました。

例を挙げればきりがありませんが、とにかく見たいと思う情報がほとんどない。市民からどんな情報がほしいのかというのをきちんと吸い上げて対応してもらいたい。議員の方々も、情報公開という大きなくくりではなく具体的に何を公開するのかという部分をもっと突っ込んでいってほしい。どうやら市行政自らが変えていくのは無理なようなので。

とにかく遅い

とにかくページの移動や、検索に時間がかかりすぎる。ブロードバンド時代にこの遅さは致命的だと個人的には思う。公開されているいる資料では、せいぜい一日のアクセスが数千アクセス程度。この程度のアクセスでこのパフォーマンスはありえない。しかも、サーバのホスティングや回線費用にはかなりの額の税金をかけているのでなおさら許せません。

今回調べた範囲での私の見解は、所沢市のホームページのシステム(i-city)ですが、公開用サーバがシティーケーブルネットにあり、データベースサーバが市役所にあるというのがネックになっているような気がします。この両社をつなぐ部分の回線かファイヤーウォールが遅さの原因ではないでしょうか。これはあくまで私個人の意見ですので、正確ではないかもしれません。

今後に期待する事

今後はさらにインターネットを活用し、紙媒体で提供しているものはインターネットでも公開してもらいたい。紙媒体を作る際にも今であればパソコンを使って作っているはずなので、その電子化については手間はほとんどかからないと思う。情報公開請求もインターネットからできるようにすべきだし、市役所に行かなくても各種情報を手に入れられるようなホームページしてほしい。所沢市民のポータルサイトにならなければいけないだろう。

もちろん議会の模様も、ウェブで映像を見られるようにすべきである。実際にこういった試みはたくさんの自治体で既に行われている。また、市長への手紙などもあるが、こういった市民からの声は、市民全員に公開すべきである。市民からこういった意見が寄せられて、どのように対応したか。そうった報告も市のホームページでは行っていくべきだと思う。